W-ZERO3にQMAIL3を入れる
W-ZERO3付属のOutlookがあまりにも使いづらい*1のでQMAIL3*2を導入することにした。
- QMAIL3のWIKI
- http://q3.snak.org/wiki/
上記のサイトからQMAIL3をダウンロードした。Nightly Build の Windows Mobile 2003 SE armv4 をダウンロードした。横にある日本語UIというものもダウンロードした。これはプログラムを日本語化するためのファイル群である。
インストールは、ファイルを展開して適当なフォルダ*3にコピーするのみで完了した。日本語UIも同様に展開して同じフォルダにコピーする。そして、"\Windows\スタートメニュー\プログラム"にショートカットを作成した。
次にQMAIL3を起動し設定を行った。
起動時にメールデータを保存するフォルダを聞かれるので適当に選択する。そして、メールを受信するためのアカウントを作成した。私の場合はOutlookの代わりにWILCOMのメールアドレスを受信するためにQMAIL3を利用する。そのため、WILLCOMのメールを受信するように設定した。設定項目は以下の通りである。
設定項目 | 値 | ||
---|---|---|---|
受信 | localhost | ||
サーバ情報 | 送信 | bsmtp.pdx.ne.jp | |
名前 | 適当な名前 | ||
一般 | ユーザ情報 | アドレス | WILLCOMのメールアドレス |
ユーザ名 | WILLCOMにもらったPOPID | ||
ユーザ | 受信 | パスワード | WILLCOMにもらったパスワード |
ラジオボタン | 常にダイアルアップ接続をする | ||
ダイアルアップ | エントリ名 | CLUB AIR-EDGE | |
高度 | 送信前に受信サーバに接続する | チェック |
パスワードとPOPIDはオンラインサインアップを使って確認することができる。
また、日本語UIのファイル群で日本語化されないメニューとツールバーを日本語化した。以下のサイトから日本語化用の設定ファイルをダウンロードして、メールデータを保存するフォルダ以下の"profile"フォルダにあるmenus.xml,toolbars.xmlを上書きする。
このままだと、メールが来たときに自動的にOutlookが起動してメールを受信してしまう。そこで、以下のサイトで公開されているメールが来たときに自動的にQMAIL3でメールを受信するためのプログラムを利用する
http://www.shipweb.jp/blog/archives/2006/02/04/w-zero3_qmail_pdxemail_autoreceive.html
設定は上記のサイトの通りすればほぼ問題ないのだが、2点とまどったことがある。
1点目は.NET Compact Framework 2.0 再頒布可能パッケージのインストール方法。これはPCとW-ZERO3を繋いだ状態でダウンロードしたファイルを実行(?)することでインストール可能である*4。
2点目はtmail.exeの置き換え作業である。"\Windows\tmail.exe"に上書きコピーしようとしたが出来なかった。また、一度削除してコピーしようと思ったが、削除もできない。しかし、よく見てみるとtmailという名前でtmail.exeへのショートカットが存在する。そこでQMAIL3用のtmail.exeを"\Program Files\tmail\"以下に置き、"\Windows\tmail"ショートカットの指す先をそちら変更した。